このバンドの魅力のひとつにコーラス・ワークがあると思うんだけど、 ここに収められているジョン・アンダーソンの多重録音ナンバーは、 クイーンのコーラス・ワークの雛型になったんじゃないのかなぁ。 スタジオ・トリックはゲイリー・ムーアも拝借してたっけ。 ハウの「MOOD FOR A DAY」は個人的に、1年かかって耳コピした思い出の曲。 カルカッシ風のプレイは相当に難しかったな。 プログレ未体験の方は、ポップな要素も含む本作から入るといいのかも。
強迫観念というタイトルがなんとも意味深。 アルバム製作中、マイケルは現実逃避の真っ最中だったので作品中、彼のペンによる 楽曲は半分だけ。 しかしその分ギタープレイは入魂のフレーズが目白押しですね。やはり皆様のご意見と 同様に「only you can rock me」「Born To Lose」でのプレイが白眉だと思います。 それにしても、作曲者が違うとかなり除湿が効いた曲になるんですね。 マイケル脱退後のアルバムを愛聴できるかどうかの分水嶺的な作品でもあります。